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難物とその対処法について!

世界には3大○○というのがある。

世界3大美女なら、クレオパトラ、楊貴妃、小野小町。

3大キャラクターなら、ミッキーマウス、ビバンダム、プレイボーイのウサギなど。

こういうのは、だいたい1位と2位は決まっていて、3位が流動的に変わったりオチに使われたりする。

営業の世界でも3大タブーといわれる話題がある。

それは、政治、宗教、そしてプロ野球だ。

政治、宗教、プロ野球ともに思想や党派、倫理観などが人それぞれの為、あまり話題にしない方が得策だという事だ。

以前、オレの所に某読売新聞の営業が飛び込みでやってきた事がある。

もう完全に敵対視されている空気を察したのか、置いてあった中日スポーツを見るなり、テーブルにも着かずにすぐに帰って行った。

ビジネス的にはこういうのはあまりよろしくない。トヨタが中日ドラゴンズを買収しない理由は、巨人ファンや阪神ファンがトヨタの自動車を買わなくなる恐れがあって、百害あって一利なしと言っているので、やはり営業の世界ではプロ野球の話題はタブーなのだろう。


そんな営業マンの方にお勧めの話題がある。
それはロックの話題だ。

世界の3大○○にはもちろんロック部門もある。

世界3大ロックバンドは、ビートルズ、ローリングストーンズ、そしてもう1つが人それぞれ自論がある。

もし取引先がロックファンだった場合、世界3大ロックバンドの、ビートルズ、ローリングストーンズと、あとの1つは何だと思います?と話題を振ってみると絶対に面白いと思う。

ザ・フーやクイーン、何で世界3大なのにイギリスばっかりなんだとビーチボーイズあたりを推してくる人もいるかも知れない。もしかしたらオアシスやレディオヘッドなどという新しい解釈をしている人もいるかも知れないし、北欧のヘビメタなんかを推してくる可能性だってある。きっと楽しく好意的な商談になるはずだ。

ただ、気を付けなければいけない人たちもいる。
それは、3大ロックバンドにレッドツェッペリンを推してくる人だ。
しかもレッドゼペリンやゼップなどと発音してきたら、すぐさま話題を変えた方が賢明だ!

プロ野球などはまだ、特定の応援している球団はありませんが、イチローを応援していますなどと逃げ口上で身をかわして、相手の応援している球団を探る事もできるが、よしんば、君はゼペリンのアルバムで何が一番好きかね?などと逆に質問なんかされたらもう逃げ場は無いと思った方が良いだろう。

それくらいレッドツェッペリンのファンは、深く気難しい人が多いのだ。

では、そんな難物にレッドツェッペリンの好きなアルバムを尋ねられた時。もしくはそんな境遇にあった場合の対処法を考えてみよう。

まずはそんな難物を相手取り「やっぱりⅣが一番の名盤じゃないっすか。」などと軽口を叩けば、すぐさま「では、一般的にⅣと呼ばれる4枚目の一体どこら辺が名盤足りうるのかご教授願いたい。」などと戦慄が走る恐れがある。

と、いっても迂闊に「フィジカルグラフィティ」や「聖なる館」を推すと向こうも意固地になって蘊蓄を延々と語ってくる恐れがある。

ましてや「イン・スルー・ジ・アウト・ドア」や「コーダ」などは絶対に専門家レベルじゃないと口に出してはいけない。触れた瞬間に大やけどを負ってしまう事必死だ。

そこでオレがお薦めなのは「プレゼンス」だ。

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レッドツェッペリンの活動を時系列に追っていくと見えてくる洗練された曲の良さ、そして過酷なツアーで磨き上げられた圧倒的な演奏能力。
ジミーペイジの才能を結集させた様なアキレス最後の戦いだけでもお腹いっぱいになるのに、ロイヤルオルレアン、キャンディストアロックの様な超良曲もあって、最後は一人でお茶を堪能するという、初めてロックを聴くキッズたちにはエスプレッソコーヒーの様に少し苦い大人のロックを聴かせてくれるこのアルバムこそがレッドツェッペリンのアルバムの中でも白眉といってもいいんじゃないだろうか。

このプレゼンス以降は、ロバートプラントのハイトーンがあまり出なくなっているし、ジミーペイジの才能もひょっとしたら燃え尽きてしまったのかもと思わせる。きっと今までの全ての結晶がプレゼンスなのだ。

しかし、やはりこれも個人の好き嫌いがある。

そこで絶対に好き嫌いが別れない鉄板は「Ⅰ」だ。

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レッドツェッペリンのアルバムの中で何が一番好きか?と尋ねられた場合の模範解答は、「全部一通り聴いてきましたが、やはり「Ⅰ」がなければその先も無いので、最初から恐ろしい完成度ながら、若さに裏打ちされた勢いも感じるファーストが一番好きです。」じゃないだろうか。

これさえ言えれば、どんな難物でも黙るだろう。

Ⅰにはファーストアルバムという不可侵的な聖域があるので何人も踏み込めないのだ。
これを覚えておけば取引先がレッドツェッペリンファンの難物だった場合は、きっと有意な商談になる事だろう。

と、いう事で今日は営業の世界のお薦めとタブーについて考えてみた。

営業の世界は、多彩の趣味を持ったいろんな相手と対峙しなければいけない。
したがって何でも好き嫌いせずに自分の中に取り入れて消化しておいた方が何でも優位に進められるのだ。

オレも最近は園芸、釣り、鯉、そば打ちなどと全く興味の無かった分野に興味を持ち始めている。趣味が広がるのはとても良い事だ。

ただ、ひとつだけ言える事は、オレはこれからも絶対に読売新聞だけは取る事はないという事だ。、、、、、以上。

 



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